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補助金【事業再構築補助金】第5回公募の採択結果発表!これまでとの違いと今後の傾向は?

2022年06月15日

先日、事業再構築補助金 第5回公募の採択結果が公表されました。
弊社も6社の申請のお手伝いをしていましたが、6社すべて通常枠で無事に採択され、ホッと胸をなでおろしているところです。

第5回公募は『令和2年度第3次補正予算(1兆1,485億円)』に基づいて実施された事業再構築補助金の最終公募であり、令和4年度に予定されている第6回~第8回公募(令和3年度補正予算 6,123憶円)とは、予算の出元も異なり、申請要件や補助上限額等に様々な変更が加えられています。

第5回公募の結果からは、そのあたりの影響から、駆け込み需要的な動きがあったことが読み取れます。
今回のコラムでは、第5回公募の結果とこれまでの公募の結果を比較・分析し、今後の傾向を予測しておきたいと思います。

 

応募件数は第4回公募から大幅に増加。採択数は過去最高に

これまでは、第1回公募をピークに、第4回公募までの応募件数は減少傾向にありました。
ところが、第5回公募は、第1回公募22,231件に次ぐ、過去2番目の応募件数21,035件となりました。

第5回公募前から公表されていた第6回以降の大幅な変更点を見て、「条件の良いうちに何とか」と判断された事業者様が多かったのではと考えられます。

応募件数 書類不備
件数
申請件数
(不備除き)
採択数 応募に対する
採択率
申請に対する
採択率
不備率
第1回 22,231 2,992 19,239 8,016 36.1% 41.7% 13.5%
第2回 20,800
2,467
18,333
9,336
44.9%
50.9%
11.9%
第3回 20,307
1,788
18,519
9,021
44.4%
48.7%
8.8%
第4回 19,673
非公表 非公表 8,810
44.8%
非公表 非公表
第5回 21,035
非公表 非公表 9,707
46.1%
非公表 非公表

そして、個人的には「無理してでも第5回公募にエントリーされた判断は正解」という見解です。
というのは、とても単純な判断軸ですが、採択数・採択率共に第5回公募が過去最高を記録したからです。

採択の内訳はこの後に詳しく見ていきますが、難関の通常枠における採択数・採択率が大幅に向上したのが注目点です。

弊社以外で策定され、第5回公募の通常枠にエントリーされた複数社の事業計画書をお預かりして拝見する機会があったのですが、その内容をこれまでの採択・不採択のレベル感で鑑みて判断すると、どの計画書も採択は正直厳しいだろうなという印象を持っていました。

が、蓋を開けてみるといずれの申請も採択されており、第5回公募の審査はこれまでよりやや優しかったのかもという印象を持っています。
※実際の審査における詳細は公表されませんので、あくまで、私の所感です。

総予算1兆1,485億円を対象の公募回数5回で単純に割ると、1公募あたりの予算は2,297億円ですが、
第5回公募は、それ以上の予算が確保されたのかもしれません。
※第1回公募においては、採択された申請の補助総額が約2,200億円だったと公表されています。

では、ここから、内訳について確認していきましょう。

 

緊急事態宣言特別枠の比較

緊急事態宣言特別枠

緊急事態宣言特別枠
申請件数 第1回 5,181
第2回 5,893
第3回 4,351
第4回 4,217
第5回 4,509
採択件数 第1回 2,866
第2回 3,924
第3回 2,901
第4回 2,806
第5回 3,006
採択率 第1回 55.3%
第2回 66.6%
第3回 66.7%
第4回 66.5%
第5回 66.7%

まず、緊急事態宣言特別枠です。
採択率の高さが魅力の枠で、第2回公募以降は3件中2件が採択されるように調整されているようです。
第5回公募においてもこの流れは踏襲され、採択率は66.7%でした。

予算の出元が切り替わる第6回公募からは本枠が廃止され、「回復・再生応援枠」という名称の類似枠がスタートしています。
申請要件や補助額、補助率等、緊急事態宣言特別枠と瓜二つで、「緊急事態宣言」という名称が相応しくなくなったのが主な変更理由と推定されます。(もともと、緊急事態宣言特別枠は第2回公募までの予定でスタートしました)

回復・再生応援枠の採択率においても、緊急事態宣言特別枠の採択率が踏襲されると予測しています。

 

最低賃金枠

最低賃金枠
申請件数 第1回
第2回
第3回 469
第4回 391
第5回 306
採択件数 第1回
第2回
第3回 375
第4回 290
第5回 243
採択率 第1回
第2回
第3回 80.0%
第4回 74.2%
第5回 49.4%

続いて、最低賃金枠です。
こちらの申請枠は、採択率において緊急事態宣言特別枠より「優遇する」ということが明確に謳われており、5件中4件が採択される非常に採択率の高い枠になります。

第3回公募から設けられた枠で、第4回公募では若干採択率が低下しましたが、第5回公募では約8割に持ち直しました。
そもそも申請件数が少ないので、採択数が少し変わるだけで、採択率に大きく影響しますが、第4回の採択率減は誤差の範囲と考えて良いでしょう。

第6回公募以降も基本的には採択率8割前後が維持されると予想されます。

 

通常枠の比較

続いて、申請件数・採択数ともに最も多い通常枠です。

通常枠

通常枠
申請件数 第1回 16,968
第2回 14,859
第3回 15,423
第4回 15,036
第5回 16,185
採択件数 第1回 5,104
第2回 5,388
第3回 5,713
第4回 5,700
第5回 6,441
採択率 第1回 30.1%
第2回 36.3%
第3回 37.0%
第4回 37.9%
第5回 39.8%

補助上限額が大きいこともあって、一番申請件数が多い枠ですが、採択率の低さから難関枠として知られています。
極端に採択率が低かった第1回公募を除くと、採択率が36~37%付近で推移し、採択数より不採択数の方が圧倒的に多いのが特徴です。

第5回公募では、本枠への申請が急増した上、採択率も過去最高の4割弱まで向上したのが大きなトピックとしてあげられます。

新事業で「工場等の建物を新設したい」「改築したい」と考える事業者にとってはこの枠が最適解なので、第6回公募以降「建物の新築費用が原則認められない」「補助上限額が企業規模に応じて改定される(減額される)」といった事前発表を受け、「新築が補助対象から除外される前に」「補助上限額が減る前に」といった駆け込み申請が発生したと考えられます。

それにしても、(駆け込みによる申請の増加はともかく)採択率の改善は予想できていませんでした。
この傾向が第6回公募以降も続くのか?といった点が気になるところですが、おそらく、第5回公募がボーナスステージだっただけで、第6回公募からまた37%前後に戻るのではと予測しています。

 

大規模賃金引上枠・卒業枠・V字回復枠の比較

最後に、卒業枠とV字回復枠です。
もともと申請可能な事業者自体がかなり絞られる枠のため、全体を通して応募件数自体が非常に少なく、参考程度にご覧いただければと思います。

大規模賃金引上枠・卒業枠・V字回復枠

大規模賃金引上枠 卒業枠 V字回復枠
申請件数 第1回 80 2
第2回 48 0
第3回 20 44 0
第4回 12 17 0
第5回 13 21 1
採択件数 第1回 45 1
第2回 24 0
第3回 12 20 0
第4回 6 8 0
第5回 8 9 0
採択率 第1回 56.2% 50.0%
第2回 50.0%
第3回 60.0% 45.4%
第4回 50.0% 47.1%
第5回 61.5% 42.9%

 

まとめ

事業再構築補助金も第6回公募を除いて残り2回となりました。
申請を検討されている方は、自社の採択可能性を少しでも高めるために、以下を意識していただければと思います。

  • 公募要領を全ページ読み込む
  • 第7回公募は必ず申請する
    ※不採択の場合、不採択理由を確認した上で第8回公募にリベンジ申請が可能なため
  • 加点ポイントは最大限取りにいく
  • 採択率の高い枠への申請を優先的に検討する
  • 採択ノウハウを持つ認定支援機関をはじめとした申請支援者の協力を仰ぐ
    ※当社も第7回公募の申請支援を受付中です。
    詳しくはこちら(https://chusho-keiei.jp/service/saikouchiku/)をご覧ください。

それでは、また次回。

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