採用力強化
オンラインでも学生を動機づけするためのポイントとは? (インターンシップ・採用説明会編)
2021年06月23日
採用のオンライン化が加速。一方で新たな課題を感じる企業が急増
新型コロナウイルスの影響により、採用活動の在り方は大きく変化しました。
その最たる例が、「採用活動のオンライン化」です。
下の図表1を見ると、WEBセミナーを「実施している」または「実施を検討している」企業は93.1%と、ほぼ全ての企業がオンライン化にシフトしている、またはしようとしていることが分かります。
また、WEB面接に関しても同様の傾向がみられ、採用のオンライン化が急速に普及していることが分かります。
※出典:株式会社ディスコ「新卒採用に関する企業調査(2020 年 10 月調査)」
一方で、 採用のオンライン化によって、オンライン上で
①欲しい人材を動機づける
②欲しい人材か否かを見極める
ことに「新たな課題」を感じる企業が増加しています。
特に、大手企業と比較してマンパワーやコストに制約がある中小企業にとって、①は大きな問題となっています。
※出典:株式会社ディスコ「新卒採用に関する企業調査(2020 年 10 月調査)
オンラインでも学生を動機づけするためのポイントとは?
オンラインでも学生を動機づけするためのポイントについて、「運営編」と「プログラム編」の2つに分けて解説します。
①運営編
オンラインでの採用活動では、通信環境等によってイレギュラーな対応を強いられるケースが多く発生します。
いくら良いプログラムであっても、運営面で支障があれば、学生の満足度を高めることはできません。
そこで、オンラインで採用活動を行う場合は、入念な事前準備を行うことが肝要です。
具体的には、以下の事前準備を行うことが必要になるでしょう。
参加ルールを設ける
- 入室時間や服装、画面・音声のオン/オフ、参加場所等を予め指定する
- 参加者マニュアルを整備し、学生が安心して参加できるようにフォローする
- また、社内用のトラブル対応マニュアルも作成し、トラブルに対して迅速に対応できる体制を整備する
当日のタイムスケジュールや役割分担を決定する
- 学生の案内~終了までの流れを洗い出し、トラブル防止を図る
- 複数の社員が参加する場合やグループワーク等を行う場合は、誰が・どのような流れで行うのかを、事前に擦り合わせておく
- 特に、採用説明会の場合は、どのような手段で次の面接日程の調整を行うのかを決めておき、学生に周知する
(アンケート機能等を用いて、説明会後に日程調整等を行うとスムーズ)
②プログラム編
オンラインでのプログラム設計では、「いかに社風や社員の人柄を伝えるか?」が重要な論点となります。
そこで、以下のポイントを抑えてプログラムを設計することが肝要です。
少数且つ長めの社員座談会を設ける
- ブレークアウト機能等を用いて、少人数での座談会を行う
- また、長めの時間設定を行い、社員側から積極的にコミュニケーションを図る
- オンラインでは、緊張している学生や、何を質問したら良いのか分からない学生も多いため、「よくある質問」をまとめておき、それをもとに座談会を行う
インタビュー形式で自社の紹介を行う
- 採用担当者が1人で自社の紹介を行うのではなく、質問者と回答者に分かれて、インタビュー形式で自社の魅力や強みを訴求する
採用のオンライン化が主流になりつつある半面、「学生の動機づけ」に苦労する中小企業が増えています。
上記の内容をご参考頂き、再度プログラムの見直しを行ってはいかがでしょうか?