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HOME > 【事業再構築補助金】第8回公募の採択結果 応募件数・採択件数大幅減
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補助金

【事業再構築補助金】第8回公募の採択結果 応募件数・採択件数大幅減

2023年04月10日

【事業再構築補助金】第8回公募の採択結果 応募件数・採択件数大幅減

先日4月6日、事業再構築補助金 第8回公募の採択結果が公表されました。
採択された事業者のみなさま、おめでとうございます。

交付申請の準備に取り掛かっている採択事業者様も多いと思いますが、現在、事業再構築補助金事務局がかなり混みあっているようで、交付申請から交付決定までの期間が非常に長くなっています。
比較的差し戻しが少ない場合でも、交付決定までに3~4ヶ月程度を要しているので、少しでも早く事業を開始したい事業者様は、事前着手申請を行うことをおすすめいたします。

さて、本コラムでは、第8回公募の結果とこれまでの公募の結果を比較・分析し、次回以降の公募の傾向を予測しておきたいと思います。

もくじ

  • 応募件数は過去最低。採択率は過去最高に
  • 回復・再生応援枠
  • 最低賃金枠
  • 通常枠
  • グリーン成長枠
  • 緊急対策枠
  • 大規模賃金引上枠
  • まとめ

応募件数は過去最低。採択率は過去最高に

第6回公募以降、応募件数の減少傾向が続いていますが、第8回公募は第7回公募から一気に2,500件以上減少し、13,000件を割り込みました。
ちょうど1年前の同時期に行われた第5回公募と比較してみると、実に1万件近くも減少しています。

全体の採択率は直近3回の公募で50%を上回っており、新制度となった第10回公募以降でも採択率の高止まりが続くのかが気になるところです。

応募件数 書類不備
件数
申請件数
(不備除き)
採択数 応募に対する
採択率
申請に対する
採択率
不備率
第1回 22,231 2,992 19,239 8,016 36.1% 41.7% 13.5%
第2回 20,800
2,467
18,333
9,336
44.9%
50.9%
11.9%
第3回 20,307
1,788
18,519
9,021
44.4%
48.7%
8.8%
第4回 19,673
非公表 非公表 8,810
44.8%
非公表 非公表
第5回 21,035
非公表 非公表 9,707
46.1%
非公表 非公表
第6回 15,340
非公表 非公表 7,669
50.0%
非公表 非公表
第7回 15,132
非公表 非公表 7,745
51.2%
非公表 非公表
第8回 12,591
非公表 非公表 6,456
51.3%
非公表 非公表

では、ここから、それぞれの申請類型の結果について確認していきましょう。

回復・再生応援枠

緊急事態宣言枠
回復・再生応援枠
申請件数 第1回 5,181
第2回 5,893
第3回 4,351
第4回 4,217
第5回 4,509
第6回 2,933
第7回 2,144
第8回 1,522
採択件数 第1回 2,866
55.3%
第2回 3,924
66.6%
第3回 2,901
66.7%
第4回 2,806
66.5%
第5回 3,006
66.7%
第6回 1,954
66.6%
第7回 1,338
62.4%
第8回 879
57.8%

※赤字が採択率

まず、「回復・再生応援枠」です。

この申請類型は、第5回まで公募されていた「緊急事態宣言特別枠」の後継枠にあたります。
4分の3という高い補助率に加え、高い採択率が魅力の枠で、採択結果からは第2回公募から第6回公募まで、申請事業者の3分の2が採択されるように調整されていたことが読み取れます。

しかし、第7回、第8回公募で様相が一転。採択率が50%代後半に転落しました。
高採択率は依然としてキープしているものの、これまで程、通りやすい枠ではなくなってしまったのかも知れません。

第10回公募からは「物価高騰対策・回復再生応援枠」という申請類型に衣替えしますが、高採択率が維持されるのかどうか注目したいところです。

最低賃金枠

最低賃金枠
申請件数 第1回 -
第2回 -
第3回 469
第4回 391
第5回 306
第6回 252
第7回 162
第8回 165
採択件数 第1回 -
第2回 -
第3回 375
80.0%
第4回 290
74.2%
第5回 243
79.4%
第6回 216
85.7%
第7回 131
80.9%
第8回 117
70.9%

※赤字が採択率

続いて、最低賃金枠です。

こちらの申請類型は、採択率において「回復・再生応援枠より優遇する」ということが公募要領に明記されているとおり、申請件数の約8割が採択される枠になります。

第6回公募では採択率85.7%と、10者申請すれば、ほぼ9者が採択されるような、とんでもない高採択率を記録しました。しかも補助率は3/4と、補助率の高さも魅力的です。

第8回公募の採択率は過去最低の70.9%に落ち込みましたが、もともと申請件数が少ない類型であることから採択率の振れ幅が大きいため、特に運用が変わったわけではないと考えています。

第10回公募以降も継続実施される類型ですが、7割中盤から8割程度の採択率が維持されるのではと予測しています。

通常枠

通常枠
申請件数 第1回 16,968
第2回 14,859
第3回 15,423
第4回 15,036
第5回 16,185
第6回 11,653
第7回 9,292
第8回 7,261
採択件数 第1回 5,104
30.1%
第2回 5,388
36.3%
第3回 5,713
37.0%
第4回 5,700
37.9%
第5回 6,441
39.8%
第6回 5,297
45.5%
第7回 4,402
47.4%
第8回 3,562
49.1%

※赤字が採択率

続いて、「The 事業再構築補助金」ともいえる「通常枠」を見ていきたいと思います。

最高8,000万円という高い補助額により、申請件数が断トツ1位の申請類型ですが、一時はその採択率の低さから超難関枠として警戒されていました。

第5回公募までは採択率が30%代で推移し、採択数より不採択数の方が圧倒的に多かったのですが、第6回公募を機に流れが変わり、直近第8回公募ではほぼ半数にあたる49.1%まで採択率が向上しています。

これは、申請をサポートする「支援事業者」の多くに、採択ノウハウが蓄積され、支援事業者が作成する事業計画書のクオリティが初期公募の頃と比べて格段に向上していると推察されます。
絶対評価に加え、相対評価で採択事業者が決定されるという点を鑑みれば、採択率の上昇に半比例して、自力採択を目指す事業者の採択率は逆に低下しているのではと考えられます。

グリーン成長枠

グリーン成長枠
申請件数 第1回 —
第2回 —
第3回 —
第4回 —
第5回 —
第6回 493
第7回 543
第8回 434
採択件数 第1回 —
第2回 —
第3回 —
第4回 —
第5回 —
第6回 197
40.0%
第7回 217
40.0%
第8回 173
39.9%

※赤字が採択率

続いて、過去に採択された事業者も2回目の採択を狙える「グリーン成長枠」です。

採択率は過去2回と同じ、約40%でキープされました。
第7回採択発表時のコラムでも触れましたが、グリーン成長枠は4割を採択させるという強い意志が確認出来ます。

グリーン分野は、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、国が強力に推し進めたい分野です。
他の申請類型と比べて申請に必要な追加書類や検討事項が多い「グリーン成長枠」ですが、第10回公募からこれまでの類型に相当する「スタンダード枠」に加え、若干ハードルを下げた「エントリー枠」が追加されました。

政府は「新しい資本主義」の旗印のもと、「成長産業への労働移動円滑化」という課題を設定していますので、今後、グリーン分野での新事業立ち上げを何としても促進したいという意図が読み取れます。

よって、「スタンダード枠」の採択率は40%、「エントリー枠」についてはスタンダード枠より優遇された採択率、具体的には45%程度を見込んでいるのではと予測しています。

緊急対策枠

緊急対策枠
申請件数 第1回 —
第2回 —
第3回 —
第4回 —
第5回 —
第6回 —
第7回 2,980
第8回 3,201
採択件数 第1回 —
第2回 —
第3回 —
第4回 —
第5回 —
第6回 —
第7回 1,652
55.4%
第8回 1,721
53.4%

※赤字が採択率

続いて、第7回公募から新設された緊急対策枠です。

他の申請類型の申請件数は軒並み減少する中、唯一、申請件数に増加傾向が見られました。
補助額最大4,000万円、小規模事業者や個人事業主でも1,000万円といった補助額の大きさに加え、第7回公募の採択率が55.4%と高かったことも影響していると考えられます。
第8回公募の採択率はわずかに低下したものの、依然として50%を上回っており、第9回公募や第10回公募以降(「物価高騰対策・回復再生応援枠」に衣替え)も申請数、採択率の傾向は変わらないと予測します。
第10回公募では、「事前着手承認」を利用できる数少ない申請類型になりますので、要件を満たす事業者様にとっては、非常にオススメの枠です。

大規模賃金引上枠

大規模賃金引上枠
申請件数 第1回 —
第2回 —
第3回 20
第4回 12
第5回 13
第6回 9
第7回 11
第7回 8
採択件数 第1回 —
第2回 —
第3回 12
60.0%
第4回 6
50.0%
第5回 8
61.5%
第6回 5
55.6%
第7回 5
45.5%
第8回 4
50.0%

※赤字が採択率

最後に、大規模賃金引上げ枠です。

もともと申請可能な事業者自体がかなり絞られる枠のため、全体を通して応募件数自体が極端に少なく、参考程度にご覧いただければと思います。
第10回公募からは単独の申請類型ではなくなり、「成長枠」「グリーン成長枠」の“上乗せ枠”として実施されます。

まとめ

現在は、大幅に制度変更された第10回公募がスタートしており、締め切りは2023年6月30日です。

制度内容や審査項目、事業再構築の指針に様々な変更が入っていますので、申請を予定されている方は公募要領等の資料を必ず確認するようにしてください。

申請される事業者がすべきこと

  • 「公募要領」「事業再構築の指針の手引き」を全ページ読み込む
  • 申請可能な加点がないか確認の上、取れるか点は取りにいく
  • 採択率の高い枠への申請を優先的に検討する
  • 採択ノウハウを持つ支援事業者の協力を仰ぐ
    ※当社も第10回公募の申請支援を受付中です。
    詳しくはこちら(https://chusho-keiei.jp/service/saikouchiku/)をご覧ください。

それでは、また次回。

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シニアコンサルタント
分才 敦史
トヨタ自動車・任天堂・積水ハウス・全労済・ダイキン・大阪市交通局(現大阪メトロ)といった、業界を代表する大手企業のマーケティング戦略、ブランド戦略推進に17年間従事した後、新経営サービスに入社。 近年は補助金採択率向上に向けた研究を行うとともに、マーケティングを重視した中小企業の補助金申請支援、商品・サービス開発支援に取り組んでいる。担当した事業再構築補助金 高額案件100%採択の実績を持つ。
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