財務会計 買入債務回転率
買入債務の支払いを効率よく行なっているかどうかがわかる指標。
計算式は「買入債務回転率=売上原価÷買入債務×100」。買入債務は、買掛金と支払手形の合計。率が高いと、買入債務の支払いが早く、効率よく支払っていることになる。
ただ、率が低いと、買入債務の支払いが遅いことになり、支払いが先になっているので資金繰りに余裕があるとみなすことができる。現金商売や消費者相手の商売の場合は率が高くなり、卸売業や法人相手の商売の場合は率が低くなる傾向があるので、業種や業態によって適正な率は異なる。仕入債務回転率と呼ぶこともある。