販促
【販促担当者向け】効果的なチラシの作り方<原稿編>「チラシにいれるべき5つの要素 」
2019年11月12日
前回の記事「効果的なチラシ作り方<企画編>」ではチラシ・販促ツールを作る上で、最も重要な企画の部分について書かせていただきました。
今回は、実際の作成作業にも関わってくる、原稿作成についてです。
1.チラシに入れるべき5つの要素
チラシには、業種や商品・サービスに関わらず、必ず入れておくべきいくつかの要素があります。まずはその5つの要素を考えてみましょう。
①キャッチコピー
ターゲットの興味を引き、チラシに目をやってもらうために最も重要な要素になります。最も伝えたいことをわかりやすく簡潔に表現する必要があります。
文字の大きさや写真・イラストなどのビジュアル要素とからめることで、ターゲットの興味をひくものを考えます。
②リードコピー
キャッチコピーで興味を引いた後、さらに膨らませる役割があります。ターゲットとなる人が得られる利益やメリットなどのベネフィットを訴求します。
③ボディコピー
いわゆる本文です。キャッチコピー・リードコピーで興味を持った人に対して、商品やサービスの内容を訴え、「欲しい」「行ってみたい」「食べてみたい」と思ってもらうことが重要となります。
④オファー(特典)
ターゲットに対する、特典やメリットのことです。目的やサービスによって様々なものが考えられます。
例)・値引き:期間限定〇日まで、△%OFF!
・プレゼント:来店特典として先着〇名様に□□をプレゼント!
・クーポン:来店時〇〇〇を見せていただくと、◇◇◇◇!
・招待:〇日までにお問い合わせいただくと、□□にご招待! など
⑤レスポンス
店名・社名・電話番号・URLなどを記載します。記載内容は目的よって変わってきます。電話予約を促すのか、WEBへ誘導するのか、直接来店を促すのか、電話番号やURL・地図・外観写真など目的にあわせて適切なものを掲載します。
2.ターゲットの共感を得る
これらの5つの要素を考える際に重要なことが、ターゲット・顧客の視点になって考えることです。自社の商品・サービスを売り込もうとすると、どうしてもその特⾧を押し出してしまいがちです。
このサービスの「ココが凄い!」と訴えかけるよりも、このサービスによって、ターゲットが得られるメリットや利益などのベネフィットを訴え、ターゲットが実際にサービスによって得られることを想像させるように誘導するコピーづくりが求められます。
また、ターゲットとなるユーザーへ直接よびかけるようなコピーも効果的です。
「今日のランチはどこにしようか迷っているあなたへ」
「毎日の朝が辛い新社会人へ」
「毎日の勉強がなかなか頭に入ってこない…とお悩みのあなたへ」
ターゲットとなる人物に日常を想像させることができれば、自分にぴったりなサービスだと認識してもらうことに繋がります。
まとめ
自社で制作する場合はもちろん、外部に発注する場合でも、決して丸投げはせず、原稿のベースは貴社で作成することが、前回の記事「効果的なチラシの作り方<企画編>」の目的を達成するためには必要です。