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HOME > 【事業再構築補助金】第6回公募の採択結果 通常枠の採択率が大幅上昇
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補助金

【事業再構築補助金】第6回公募の採択結果 通常枠の採択率が大幅上昇

2022年11月14日

【事業再構築補助金】第6回公募の採択結果 通常枠の採択率が大幅上昇

9月中旬、事業再構築補助金 第6回公募の採択結果が公表されました。
おかげさまで弊社が申請のお手伝いをした事業者様も全て採択され、交付申請真っ只中です。

第6回公募をこれまでの公募と比較すると、申請要件や補助上限額等に様々な変更が加えられています。
特筆すべき変更点としては、補助対象から「新築の建物」の建築費が原則補助対象外になった点があげられます。また、特定14分野での事業再構築を支援する「グリーン成長枠」が新設され、過去の公募で採択された事業者であっても2回目のエントリー、採択が可能になりました。

誤解を恐れずに言うと、個人的には第1回~第5回公募を事業再構築補助金の第1世代、第6回~第8回は第2世代と捉えることができるほどの違いがあると思っています。
※第1回~第5回公募は『令和2年度第3次補正予算(1兆1,485億円)』、第6回~第8回公募は『令和3年度補正予算(6,123憶円)』をもとに実施され、予算の出元が異なるだけでなく、財務省や有識者等の指摘を受けて、制度の見直しが行われました。

今回の採択発表は第2世代に変わって最初の発表ということで、今後を見通す上でも重要な発表でした。
本コラムでは、第6回公募の結果とこれまでの公募の結果を比較・分析し、今後の傾向を予測しておきたいと思います。

 

もくじ

  • 応募件数は第5回公募から大幅に減少し、過去最低。採択率は過去最高に
  • 回復・再生応援枠の比較
  • 通常枠の比較
  • グリーン成長枠
  • 大規模賃金引上枠の比較
  • まとめ

応募件数は第5回公募から大幅に減少し、過去最低。採択率は過去最高に

第1世代の応募件数は各回2万件前後で推移していましたが、第2世代の第6回公募は第5回公募から一気に6千件近く応募件数が減少しました。

応募件数 書類不備
件数
申請件数
(不備除き)
採択数 応募に対する
採択率
申請に対する
採択率
不備率
第1回 22,231 2,992 19,239 8,016 36.1% 41.7% 13.5%
第2回 20,800
2,467
18,333
9,336
44.9%
50.9%
11.9%
第3回 20,307
1,788
18,519
9,021
44.4%
48.7%
8.8%
第4回 19,673
非公表 非公表 8,810
44.8%
非公表 非公表
第5回 21,035
非公表 非公表 9,707
46.1%
非公表 非公表
第6回 15,340
非公表 非公表 7,669
50.0%
非公表 非公表

制度改定前に駆け込み需要が発生した第5回公募の反動、そして新築の建築費が対象外になったことによる影響と考えられなくもないですが、12月に発表される第7回公募の応募件数に注目したいところです。

一方で、応募に対する採択率は過去最高の50%となりました。
採択の内訳はこの後に詳しく見ていきますが、難関の通常枠における採択率が大幅に向上したことが要因です。

では、ここから、内訳について確認していきましょう。

 

回復・再生応援枠の比較

回復・再生応援枠の比較

回復・再生応援枠
申請件数 第1回 5,181
第2回 5,893
第3回 4,351
第4回 4,217
第5回 4,509
第6回 2,933
採択件数 第1回 2,866
第2回 3,924
第3回 2,901
第4回 2,806
第5回 3,006
第6回 1,954
採択率 第1回 55.3%
第2回 66.6%
第3回 66.7%
第4回 66.5%
第5回 66.7%
第6回 66.6%

まず、「回復・再生応援枠」です。

この枠は、分かりやすく言うと第5回公募までの「緊急事態宣言特別枠」のマイナーチェンジ版です。
申請要件や補助額、補助率等、緊急事態宣言特別枠と瓜二つで、「緊急事態宣言」という名称が相応しくなくなったのが主な改名理由と推定されます。

4分の3という補助率の高さに加え、高い採択率が魅力の枠で、第2回公募以降は申請3件中2件が採択されるように設定されているようです。第6回公募においてもこの流れは踏襲され、今後も、66.6%前後の高採択率が維持されるでしょう。

 

最低賃金枠

最低賃金枠
申請件数 第1回 -
第2回 -
第3回 469
第4回 391
第5回 306
第6回 252
採択件数 第1回 -
第2回 -
第3回 375
第4回 290
第5回 243
第6回 216
採択率 第1回 -
第2回 -
第3回 80.0%
第4回 74.2%
第5回 79.4%
第6回 85.7%

続いて、最低賃金枠です。
こちらの申請枠は、採択率において緊急事態宣言特別枠より「優遇する」ということが明確に謳われており、申請5件中4件が採択される非常に高採択率の枠になります。
第3回公募から新設された枠で、第6回公募の採択率はなんと約86%でした。もともと申請件数が少ない関係で、採択率の振れ幅が大きくはありますが、この採択率は非常に魅力的です。
今後も採択率8割前後が維持されると考えておいて間違いないでしょう。

 

通常枠の比較

続いて、申請件数・採択数ともに最も多い通常枠です。

通常枠

通常枠
申請件数 第1回 16,968
第2回 14,859
第3回 15,423
第4回 15,036
第5回 16,185
第6回 11,653
採択件数 第1回 5,104
第2回 5,388
第3回 5,713
第4回 5,700
第5回 6,441
第6回 5,297
採択率 第1回 30.1%
第2回 36.3%
第3回 37.0%
第4回 37.9%
第5回 39.8%
第6回 45.5%

補助上限額が大きいこともあって、申請件数が最も多い枠ですが、採択率の低さから難関枠として知られています。
極端に採択率が低かった第1回公募を除くと、採択率が36~37%付近で推移し、採択数より不採択数の方が圧倒的に多いのが特徴です。

ところが、第6回公募では採択率の大幅向上が図られ、過去最高の採択率を記録した第5回公募より、なんと6ポイント近くも上回ってきています。
この傾向が第7回公募以降も続くのか?といった点が気になるところですが、おそらく、今後も4割を下回ることはなく、平均40%台前半を維持するのではと予測しています。

 

グリーン成長枠

続いて、第6回公募から新設されたグリーン成長枠です。

グリーン成長枠

グリーン成長枠
申請件数 第1回 —
第2回 —
第3回 —
第4回 —
第5回 —
第6回 493
採択件数 第1回 —
第2回 —
第3回 —
第4回 —
第5回 —
第6回 197
採択率 第1回 —
第2回 —
第3回 —
第4回 —
第5回 —
第6回 40.0%

最大補助額1億円という補助額の高さも魅力ですが、最大の魅力は事業再構築補助金で“2回目”の採択チャンスがあるという点でしょう。

これまでの公募では、1度採択された事業者の再エントリーは認められていませんでした。
しかし、“グリーン分野”と位置付けられた特定14分野で事業の再構築を図る場合に限っては、2回目の申請も認めましょう、となったのです。

なお、事業再構築補助金の応募要件「コロナによる売上高の減少」は本枠に適用外のため、コロナ禍で売り上げがそれほど落ちなかった事業者や逆に伸びた事業者、つまり、これまで事業再構築補助金にエントリーしたくても出来なかった事業者が申請可能というのも大きな特徴です。

採択率は3割台前半を予測していましたが、40%という意外に高い採択率に驚かされたのが正直なところです。
とはいえ、他の枠と比べて申請に必要な追加書類や検討事項が多く、手間や労力がかかる、最も難易度の高い枠であることは間違いありません。

今後の応募数や採択率を注視していきたいと思います。

 

大規模賃金引上枠の比較

最後に、大規模賃金引上げ枠です。

大規模賃金引上枠

大規模賃金引上枠
申請件数 第1回 —
第2回 —
第3回 20
第4回 12
第5回 13
第6回 9
採択件数 第1回 —
第2回 —
第3回 12
第4回 6
第5回 8
第6回 5
採択率 第1回 —
第2回 —
第3回 60.0%
第4回 50.0%
第5回 61.5%
第6回 55.6%

もともと申請可能な事業者自体がかなり絞られる枠のため、全体を通して応募件数自体が極端に少なく、参考程度にご覧いただければと思います。

まとめ

現在は第8回公募がスタートしています。
締め切りは2023年1月13日なので、申請を検討されている方は、以下のポイントを押さえ、一刻も早く計画策定に着手いただければと思います。

  • 公募要領を全ページ読み込む
  • 加点ポイントは最大限取りにいく
  • 採択率の高い枠への申請を優先的に検討する
  • 採択ノウハウを持つ認定支援機関をはじめとした申請支援者の協力を仰ぐ

※当社も第8回公募の申請支援を受付中です。
詳しくはこちら(https://chusho-keiei.jp/service/saikouchiku/)をご覧ください。

それでは、また次回。

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この記事の筆者・監修

シニアコンサルタント
分才 敦史
トヨタ自動車・任天堂・積水ハウス・全労済・ダイキン・大阪市交通局(現大阪メトロ)といった、業界を代表する大手企業のマーケティング戦略、ブランド戦略推進に17年間従事した後、新経営サービスに入社。 近年は補助金採択率向上に向けた研究を行うとともに、マーケティングを重視した中小企業の補助金申請支援、商品・サービス開発支援に取り組んでいる。担当した事業再構築補助金 高額案件100%採択の実績を持つ。
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