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HOME > 【事業再構築補助金】第7回公募の採択結果 通常枠が過去最高採択率を更新
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補助金

【事業再構築補助金】第7回公募の採択結果 通常枠が過去最高採択率を更新

2023年01月16日

【事業再構築補助金】第7回公募の採択結果 通常枠が過去最高採択率を更新

昨年12月15日、事業再構築補助金 第7回公募の採択結果が公表されました。
おかげさまで弊社が申請のお手伝いをした事業者様も全て採択され、交付申請真っ只中です。

第7回公募の特徴をひとことで言うと、「これまでで最も受かりやすかった公募」です。

前の公募に続き、第7回公募も全体の採択率が5割を超えました。そして、何と言っても「通常枠」の採択率が過去最高の47.4%にまで上昇しました。
採択率が30%台だった第5回公募までからすると非常に大きな変化です。

もちろん、申請を支援する士業や補助金コンサルタントに採択ノウハウが確立されてきたというのも大きいでしょうが、昨今の経済環境の悪化を受けた加点措置の影響や、想定以上に設定予算を消化しきれていないため、審査基準が甘くなっているのではとも考えられます。

今回の採択発表は、第6回公募でぼんやりと感じられた傾向を再確認する上で、とても注目していた発表でした。本コラムでは、第7回公募の結果とこれまでの公募の結果を比較・分析し、次回公募の傾向を予測しておきたいと思います。

 

もくじ

  • 応募件数は過去最低。採択率は過去最高に
  • 再生・回復応援枠の比較
  • 通常枠の比較
  • グリーン成長枠
  • 緊急対策枠
  • 大規模賃金引上枠の比較
  • まとめ

応募件数は過去最低。採択率は過去最高に

第6回公募で応募件数は大きく減少しましたが、第7回公募でもその流れは止まることなく、応募件数は過去最低を記録しました。一方で、採択率は第5回以降、過去最高を更新し続けています。

採択の内訳はこの後に詳しく見ていきますが、難関の通常枠における採択率が大幅に向上したことが要因です。

応募件数 書類不備
件数
申請件数
(不備除き)
採択数 応募に対する
採択率
申請に対する
採択率
不備率
第1回 22,231 2,992 19,239 8,016 36.1% 41.7% 13.5%
第2回 20,800
2,467
18,333
9,336
44.9%
50.9%
11.9%
第3回 20,307
1,788
18,519
9,021
44.4%
48.7%
8.8%
第4回 19,673
非公表 非公表 8,810
44.8%
非公表 非公表
第5回 21,035
非公表 非公表 9,707
46.1%
非公表 非公表
第6回 15,340
非公表 非公表 7,669
50.0%
非公表 非公表
第7回 15,132
非公表 非公表 7,745
51.2%
非公表 非公表

応募件数減少の傾向は第8回公募、第9回公募においても続くことが予想され、ここからの採択率は横ばいで維持されるのではと推測しています。
では、ここから、内訳について確認していきましょう。

 

再生・回復応援枠の比較

再生・回復応援枠

回復・再生応援枠
申請件数 第1回 5,181
第2回 5,893
第3回 4,351
第4回 4,217
第5回 4,509
第6回 2,933
第7回 2,144
採択件数 第1回 2,866
第2回 3,924
第3回 2,901
第4回 2,806
第5回 3,006
第6回 1,954
第7回 1,338
採択率 第1回 55.3%
第2回 66.6%
第3回 66.7%
第4回 66.5%
第5回 66.7%
第6回 66.6%
第7回 62.4%

まず、「回復・再生応援枠」です。
この枠は、第5回公募まででいうところの「緊急事態宣言特別枠」のマイナーチェンジ版です。

申請要件や補助額、補助率等、緊急事態宣言特別枠と同等で、「緊急事態宣言」という名称が相応しくなくなったのが主な改定理由と推定されます。

4分の3という補助率の高さに加え、高い採択率が魅力の枠で、第2回公募以降は申請3件中2件が採択されるように設定されているようです。第7回公募においてもこの流れは踏襲されましたが、良い事業計画書のエントリーが少なかったのか、採択率はこれまでと比べてやや低くなりました。ただ、今回たまたまという認識で、次回以降も66.6%前後の高採択率が維持されるでしょう。

最低賃金枠

最低賃金枠
申請件数 第1回 -
第2回 -
第3回 469
第4回 391
第5回 306
第6回 252
第7回 162
採択件数 第1回 -
第2回 -
第3回 375
第4回 290
第5回 243
第6回 216
第7回 131
採択率 第1回 -
第2回 -
第3回 80.0%
第4回 74.2%
第5回 79.4%
第6回 85.7%
第7回 80.9%

続いて、最低賃金枠です。
こちらの申請枠は、採択率において「優遇する」ということが明確に謳われており、申請5件中4件が採択される非常に採択率の高い枠になります。

第3回公募から新設された枠で、第6回公募の採択率はなんと約86%でした。もともと申請件数が少ない関係で、採択率の振れ幅が大きくはありますが、この採択率は非常に魅力的です。
今後も採択率8割前後が維持されると考えておいて間違いないでしょう。

 

通常枠の比較

通常枠

通常枠
申請件数 第1回 16,968
第2回 14,859
第3回 15,423
第4回 15,036
第5回 16,185
第6回 11,653
第7回 9,292
採択件数 第1回 5,104
第2回 5,388
第3回 5,713
第4回 5,700
第5回 6,441
第6回 5,297
第7回 4,402
採択率 第1回 30.1%
第2回 36.3%
第3回 37.0%
第4回 37.9%
第5回 39.8%
第6回 45.5%
第7回 47.4%

続いて、申請件数・採択数ともに最も多い人気の通常枠です。

補助上限額が大きいこともあって、申請件数が最も多い枠ですが、採択率の低さから難関枠として知られていました。
第5回公募までは採択率がおおむね36~37%付近で推移し、採択数より不採択数の方が圧倒的に多かったのですが、第6回公募を機に流れが変わったことが見て取れます。

第6回公募では、過去最高の採択率を記録した第5回公募より6ポイント近く採択率が引き上がりましたが、第7回公募はさらにそれを上回って47.4%にまで達しました。もはや、2件に1件は採択されると言っても良い状況です。

さすがにこれ以上の上昇傾向はないと考えますが、今後も4割を下回ることはなく、45%前後で維持されるではと予測しています。

 

グリーン成長枠

グリーン成長枠

グリーン成長枠
申請件数 第1回 —
第2回 —
第3回 —
第4回 —
第5回 —
第6回 493
第7回 543
採択件数 第1回 —
第2回 —
第3回 —
第4回 —
第5回 —
第6回 197
第7回 217
採択率 第1回 —
第2回 —
第3回 —
第4回 —
第5回 —
第6回 40.0%
第7回 40.0%

続いて、第6回公募から新設されたグリーン成長枠です。
最大補助額1億円という補助額の高さも魅力ですが、最大の魅力は事業再構築補助金で“2回目”の採択チャンスがあるという点でしょう。

採択率は第6回公募と全く同じ、40%という高い採択率で維持されました。これで、この枠は4割を採択させるという事務局側の強い意志を確認出来ました。

グリーン分野は、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、国が強力に推し進めたい分野です。令和5年度に行われる事業再構築補助金は、「新生事業再構築補助金」と言えるほど制度内容が変わりますが、「グリーン成長枠」に申請のハードルが下がった「エントリー枠」が設定されています。

他の枠と比べて申請に必要な追加書類や検討事項が多く、手間や労力がかかるハードルの高い枠ですが、国としては申請件数をもっと引き上げたいという意図が読み取れます。

引き続き、今後の応募数や採択率を注視していきたいと思います。

 

緊急対策枠

続いて、第7回公募から新設された緊急対策枠です。

緊急対策枠

緊急対策枠
申請件数 第1回 —
第2回 —
第3回 —
第4回 —
第5回 —
第6回 —
第7回 2,980
採択件数 第1回 —
第2回 —
第3回 —
第4回 —
第5回 —
第6回 —
第7回 1,652
採択率 第1回 —
第2回 —
第3回 —
第4回 —
第5回 —
第6回 —
第7回 55.4%

ウクライナ戦争や円安の影響による経済環境の大幅な悪化を受け、急遽設定された枠になります。
結果が公表される前は、「申請件数は最低賃金枠並かな?」と予測していましたが、私の予想は大きく外れ、回復再生応援枠をも上回り、通常枠に次ぐ2番人気の枠となりました。

3/4という高い補助率に加え、最大4千万円という高い補助額が魅力だったようです。
採択率も55%と非常に高く、次回公募以降も申請数、採択率の傾向は変わらないことでしょう。

申請要件と補助額の意向を満たす事業者様にとっては、非常にオススメの枠だと言えます。

 

大規模賃金引上枠の比較

最後に、大規模賃金引上げ枠です。

大規模賃金引上枠

大規模賃金引上枠
申請件数 第1回 —
第2回 —
第3回 20
第4回 12
第5回 13
第6回 9
第7回 11
採択件数 第1回 —
第2回 —
第3回 12
第4回 6
第5回 8
第6回 5
第7回 5
採択率 第1回 —
第2回 —
第3回 60.0%
第4回 50.0%
第5回 61.5%
第7回 55.6%
第6回 45.5%

もともと申請可能な事業者自体がかなり絞られる枠のため、全体を通して応募件数自体が極端に少なく、参考程度にご覧いただければと思います。

ただ、令和5年度の「新生事業再構築補助金」では、「大規模賃上げ」がキーワードになっており、非常に高いインセンティブが用意されています。そのあたりは少し心に留めておいていただければと思います。

 

まとめ

現在は第8回公募が締め切られ、第9回公募の開始直前です。
締め切りは2023年3月中下旬が予定されており、いつもより公募期間が短いため、申請を検討されている方は、以下のポイントを押さえ、一刻も早く計画策定に着手いただければと思います。

  • 公募要領を全ページ読み込む
  • 加点ポイントは最大限取りにいく
  • 採択率の高い枠への申請を優先的に検討する
  • 採択ノウハウを持つ認定支援機関をはじめとした申請支援者の協力を仰ぐ
    ※当社も第9回公募の申請支援を受付中です。
    詳しくはこちら(https://chusho-keiei.jp/service/saikouchiku/)をご覧ください。

それでは、また次回。

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この記事の筆者・監修

シニアコンサルタント
分才 敦史
トヨタ自動車・任天堂・積水ハウス・全労済・ダイキン・大阪市交通局(現大阪メトロ)といった、業界を代表する大手企業のマーケティング戦略、ブランド戦略推進に17年間従事した後、新経営サービスに入社。 近年は補助金採択率向上に向けた研究を行うとともに、マーケティングを重視した中小企業の補助金申請支援、商品・サービス開発支援に取り組んでいる。担当した事業再構築補助金 高額案件100%採択の実績を持つ。
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