販促
【販促担当者向け】効果的なチラシの作り方<ラフ制作編>「優先順位をつけて手書きラフを作る 」
2019年11月21日
前回までのの記事
「効果的なチラシ作り方<企画編>」
「効果的なチラシ作り方<原稿編>」
今回は、実際の制作に関わる内容です。
中小零細企業がチラシを作る際、大きく分けて、自社で制作する場合と、外部のデザイン会社や印刷会社に依頼する場合の2種類があります。
外注する場合は、レイアウトを含めたデザインも含めて依頼する場合が多いかと思いますが、打ち合わせ時点でレイアウトイメージまで伝えることができれば、完成時のズレを減らし、スムーズに納品まで進めることができます。
1.デザイン・レイアウト要素を考える
前回までの記事<企画編><原稿編>の内容に沿って、以下のように設定した場合を例にあげてみます。
完全予約制の貸切美容室の場合
- 目的:店舗の認知・予約来店
- ターゲット:店舗周辺の主婦「平日に小さい子供を連れて美容室へ行きたい」
- ベネフィット:1組限定個室、子連れ歓迎
- 配布方法:近隣ファミリーマンションへのポスティング
- チラシ仕様:B5縦/フルカラー/片面
- キャッチコピー:親子割「一緒に来店してさらにおトクに!」
- リードコピー:これだけの空間をまるっとぜんぶ貸切。
- オファー:価格割引
①最大のベネフィットをビジュアルに
一番の特徴「貸切美容室」を活かしたベネフィット「他の方に気兼ねすることなく子連れで行ける」を画で伝えるため、フロア図を使用。
店内を想像させるために、店内の写真を複数掲載。
②キャンペーンの価格訴求
近隣他店との比較で負けない価格設定のため、大きめに価格訴求も。
③店舗認知を促進
店舗の認知を図るため、外観写真と併せて地図を大きめに配置。
④レスポンス方法は分かりやすく
電話での予約制であることを明示し、電話番号は大きく表示。
2.手書きのラフで全体像をイメージする
チラシ紙面の限られたスペースでたくさんのことを伝えることはできません。
目的にあわせて掲載項目を絞り込んで順位づけを行い、配置や文字の大きさで表現します。制作会社に外注する場合も、打ち合わせ時点で全体の仕上がりがぼやっとでもイメージできているのであれば、手書きラフを描いておくことでその後の工程をスムーズに進めることができます。
まとめ
前記事<企画編>で作った企画を元に、ビジュアルにするものをピックアップして、順位付けした上で、全体イメージのラフを作ってみてください。
次回は上図の「完成形」の作り方のコツをお伝えします。