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事業承継の事前準備② 磨き上げ ~「磨き上げ」をして、継ぎたくなる会社づくりをする~
1.「磨き上げ」の対象 今の事業や会社が不健全であっても「磨き上げ」を行うことで、承継可能な会社となり「磨き上げ」は、後継者に事業を円滑に承継するための重要な準備プロセスです。 M&Aにおいて…
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事業承継の事前準備① 健全性評価 ~事業承継のスタートは「承継すべき会社かどうかの判断」から~
1.後継者に承継すべきではない会社もある どんな状態の会社や事業であっても、後継者に承継すべきということではありません。 例えば、以下の点に複数該当するような会社は承継すべきでしょうか? 「赤字」が継…
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【中小企業の株価対策】小さな会社ほど、業績が悪くても株価が高くなりがち
株価算定は非常に複雑。経営者は、これだけ分かっておけば良い 上場企業の場合は市場によって株価が決まっていますが、一方で、非上場企業の場合は市場で取引されていないため、明確な株価はありません。 非上場…
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事業承継の後継者探し。子どもの事業承継意欲を高めるには。
我が国の事業承継の考えでは、家族経営を重視する文化が根強く、東京商工リサーチ「中小企業の財務・経営及び事業承継に関するアンケート」では、後継者を選定する際の優先順位1位は「親族」(61.1%)であり、…
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廃業予定の企業の3割が「後継者難」。廃業手続きには多くの手間と費用が必要。
(1)年間5万社強が休廃業。うち半分以上が黒字廃業。 帝国データバンク「全国企業「休廃業・解散」動向調査(2021年)」によれば、2021年に全国で休業・廃業、解散を行った企業(個人事業主を含む)は、…
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M&A型の事業承継による、経営者の後悔
(1)M&Aに踏み切れない一番の要因は「経営者としての後ろめたさ」 事業承継においては、他社の傘下で継続(合併)を目指したり、売却、事業譲渡といったM&Aも選択肢となります。 とくに「…
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【解説】「後継者不在&高齢社長」の会社は、周りからどう見られているのか
後継者不在で、かつ社長が高齢化している会社が増え続けていますが、そのような会社は従業員・取引先・金融機関からどのように見られているのか、経営者は気づいていないことが多いです。 後継者不在状態を放ってお…
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事業承継が進まない理由
我が国の中小企業社長の半数以上が60歳以上。また60歳代の社長の半数近くが後継者不在。 「令和4年中小企業実態基本調査(中小企業庁 令和5年3月)」によれば、 中小企業の社長(個人事業主を含む)の年齢…
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相続時精算課税制度は事業承継で使えるのか?
生前贈与は、現経営者の生前に後継者への財産移転が確定される最も確実な方法であり、 「(1)暦年課税制度」と「(2)相続時精算課税制度」の2つの方法があります。 (1)暦年課税制度 暦年課税制度はいわゆ…
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事業承継時の自社株対策「株式シェア対策(議決権シェア対策)」
自社株の対策には、大きく ①事業承継における後継者の議決権シェアを守ること(株式シェア対策) ②相続税を抑えるための自社株の評価額を下げること(株価対策) があります。 ここでは「株式シェア対策」につ…